香港現地時間、午後9時。現在台風の中心地は香港の南約140kmのところにあるようです。
クネクネ方向転換しています。香港にターゲットを絞っているかのようにもみえますね。
香港気象台 – 台風経路
実際にT8になったときに香港はどのようなことになっているのか、紹介します。
交通状況
地下鉄:通常運行。ただし外を走る区間は徐行。危険と判断された場合は折り返し運行。
電車: 徐行。危険と判断された場合はとまります。
バス: T8発令後、運行本数が少なくなります。エリアによっては運行がストップします。
ミニバス(17人乗りバス): 運行本数が非常に少なくなります。早い時間に運行がストップします。追加料金がかかる場合もあります。
タクシー: ほとんど捕まえることができません。捕まえることができたとしても通常、追加料金がかかります。
T8になると
– オフィスやお店が閉まります。
– 香港気象台はT8発令の2時間ほど前にT8発令時間について公表します。発令時間の言及があった場合、オフィスにいる社員は仕事をそのままにして家に帰ります避難します。
T8が発令される前に、家に避難するというのが政府の理想です。そのため、発令2時間ほどまえからあわただしくなります。
写真はT8発令直後の午後6時です。
よく質問に上がる竹の足場です。写真はビルの解体現場です。足場が強風にあおられてグラグラしています。でも竹なので折れません。
女人街です。通常時の写真はこちらを参考にしてください。
強い風の中、ブースを片付けています。
コンテナにしまった荷物やブースはとりあえずそのままにし、先にブース解体を先行させています。
ミニバス乗り場です。一台のミニバスに16人乗れますが、付近の会社やお店から人が一斉に帰りますので長い列になります。強風・大雨の中、バスを待つことになります。
いつもなら大勢の人でにぎわっているお店も全部店じまい。従業員はすべて家に帰ります。
そのため、地下鉄の駅はこのように大勢の人で混雑します。
九龍モンコックの銀行中心の出口のそばにある広告は強風であおられ危険なため、警察によって道路封鎖されました。
鳶職人の方たち大忙しです。
まず、問題の看板が強風にあおられてもグラグラしないようにロープで信号にとめています。
鳶職人の方たちは強風のなか淡々と仕事をすすめているので、どのくらい風が強いのかわかりづらいですが、歩いている人たちは傘を握り締め走り回っています。
強風のなか、足場を上げて広告をはずしていきます。
右と左からナイフ片手にどんどん処理していきます。
一部の広告は強風で破れてしまっています。幸いけが人は出なかったようです。
T8発令時に消防車は障害物が飛んできても大丈夫なようにフロントガラスには頑丈な網が張られます。
今回の台風は得に風が強く、あちこちで広告が破れてしまっています。
大きなショーウィンドウのあるお店は、障害物が飛んできて窓ガラスが破損しても大丈夫なようにガムテープが張られています。
広告は風にあおられないように、このようにまとめられます。台風が去ったらまた広げます。
強風・大雨が断続的に続く中、鳶職人の方々がひたすら処理しています。
雨がひどいため、服を着るのはあきらめて上半身は裸です。
結構高いところで作業しています。建物の5階~10階の高さで作業しています。
普段人でいっぱいのそごうの周りもほとんど人がいません。
台風のために臨時休業という張り紙がはってあります。この時点で7時ごろです。
そごうの裏にある緑のミニバス乗り場です。
乗客16人乗りのバスに乗るのにずらーっと
ずらーっと
ずらーっと
ずらーっと
ずらーっと並んでいます。
コーズウェイベイ、時代広場の前のタクシー乗り場です。
根気よく待っている方がたくさんいます。
実はここで待っていてもタクシーを捕まえることはほとんどできません。理由はタクシーがここに来る途中で全部取られてしまうからです。
タクシーの捕まえ方知っている方はこのタクシー乗り場の裏側かそれより1ブロック先でタクシーを捕まえています。
香港で台風T8でも通常営業しているお店は
– スターバックス
– 24時間営業のマクドナルド
– 24時間営業のスーパーマーケット
– セブンイレブン
などです。
現在午後10時です。
外は断続的に滝のように雨が降っています。
香港天文台によると今回の台風は遅いため、T8警報は明日の午前11時ごろまで続く可能性があるとのことです。
被害がないまま過ぎ去ってくれるといいのですが・・・。