3月に日本でも発売された、Panasonic Lumix DMC CM1。
Androidと高級コンデジを合体させた異端なガジェットに引きつけられ、買物隊管理人もついに入手。
今回はPanasonicが純正で出している、ワイドコンバージョンレンズ2本を、Turtleback製の37mmエクステンションチューブを通して装着。このエクステンションチューブは、CM1の可動するレンズが干渉しないように、長めに設計。前面にもネジを切っているので、各種コンバージョンレンズの装着が可能である。買物隊でも販売しているTurtleback社37mm径のワイド、テレコンバージョンレンズも、もちろん装着可能。
今回テストのPanasonic純正のワイドコンバージョンレンズ。
装着部ネジ径 37mmと同55mmを用意。どちらも倍率は0.7倍。
まずは通常撮影での画角をチェック。
次にLW55、LW37 装着時の画角をチェック。
この広角レンズを装着することで、右側はフェリー全体、左側は船着場がより撮せることがわかる。
よく見ないと分からないが、同じ倍率でもLW55の方が若干ワイドなのがわかる。
次に、4K動画での撮影を試す。Panasonic CM1では4K動画撮影時には画角が狭くなる。
初めて4K動画モードにしたときに あれっ!?と驚いた。 一瞬対象に近づいたように感じるのだ。
しかし観光地で大きな建物の全景を撮ろうとしても後ろに下がれないことや、レストランなどの室内で立ち位置が制約されることがある。
そんなときにこの広角レンズを装着すればほぼ静止画と同じ画角で4k動画が撮影出来る。
参考までにレンズ装着なしのノーマル状態での4K動画から静止画を切り出した場合と、
2種類の広角レンズを装着した上で撮影した4K動画から静止画を切り出したものを比較する。
気づいて頂けただろうか?4K動画時にワイドコンバージョンを装着すると、写真撮影時のノーマルの画角に戻る。LW37は写真ノーマル時より若干狭いが、LW55は写真ノーマル時とほぼ同角に戻っている。(右の大型客船・船底格納庫の仕切り壁の距離で比較。)
結果、今回のワイドコンバージョンを使うことによって、写真も動画も同じ立ち位置から撮影することが出来るということが検証できた。
LW55は55mmであるので、37mmエクステンションチューブだけでは装着ができない。なので、エクステンションチューブとステップアップリングを装着する必要がある。LW37はエクステンションチューブのみでも装着が可能。
また、LW55については、生産が終了しており市場に出回る中古品のみの取引となっているのでご注意いただきたい。
買物隊ではこのような37mmをベースとしたステップリング各種を販売していくのを予定しており、大口径のコンバージョンレンズを装着できるステップリング(例:37mm→42mm or 46mm、今回使用した55mm)や、Turtleback製Pentaeyeなどに装着されている15mm径に対応可能なステップダウンリングも取り扱い予定である。